かつて人類の歴史の大半は、専制政治による武力支配の時代であったと考えられます。すなわち、強制力によって奴隷的な苦役を受ける多数の人々の基盤の上に政権がありました。その形態は力の支配、すなわち「暴力的な支配」であった、といわざるを得ないでしょう。
現在の主権在民の時代では、民主主義という言葉が、正々堂々と使われています。地方自治においても主権者である住民が自主的・自律的な判断で、住民自治の精神で政治および政治家を判断すべきでしょう。この状況下で、政治の正常な活動を阻害するものは、情実や威嚇、利権であるといえるでしょう。
昨日入間市産業文化センターで催された、社団法人入間青年会議所主催の公開討論会は、市議会議員を志す方々が自分の意見をそのまま表明する、またとない絶好の機会でした。民主主義の原点は公論です。
青年会議所が、民主政治に於ける、「リトマス試験紙」の役割を果たしました。出席の有無が大事であり、討論の上手下手は問題ではなかったのです。要するに公論といった、本来の民主主義の原点に近い政治家、あるいは政治家たらんとする方々を寄せ集めたからです。
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