入間市の友好都市である、中国セッ江省奉化市を、非公式ではありますが入間市長を含めた民間団体ツアー20名で訪問しました。
旅程は以下の通りです。午前9時頃に成田空港発の中国国際航空機で、正味3時間程の飛行と1時間の時差で、午前11時に上海浦東国際空港着。正午頃にマイクロバスに乗車。杭洲市を経由せず、杭洲湾の海上に新しく架かった、延長36km程の『杭洲湾大橋』を渡り、寧波市の外郭環状の高速道路を経て、奉化市内に午後4時頃に入りました。
1998年の冬と1999年11月にも宿泊した、ホテル『奉化大酒店』にチックインして休息後、2006年に開業した別のホテルへ向かいました。歓迎会見が30分間程あり、先方の市長と木下市長の挨拶、斎藤訪問団会長の挨拶。更に、参加者全員の紹介が双方からありました。
奉化市側が奉化市を「自己」紹介する際にいつも言及するのが、中国国民党の蒋介石・蒋経国父子の生まれ育った土地、つまり出身地であるといった事実です。したがって、台湾との交流も少なからずあるように思われました。
部屋を移動して、宴会場での奉化市主催の歓迎会では、海を有する奉化市の海鮮料理があり、歓迎の乾杯が続きました。その間に、漢字で論語や唐詩を書いたりして、筆談も試みました。同じ漢字文化圏の有難さです。
私が切望していた、「孫文から粕谷義三への書簡」の写真をどなたに渡そうか考慮しながら、何回も乾杯がありました。大き目のグラスで紹興酒を飲み干して、奉化市「政府」の要人の前に空のグラスを見せるのが礼儀ですので、すっかり酔いました。
外で一休み後、宴会場に戻り、先方の市役所の役人で国際交流担当者二人に、最初周恩来の話題を話し、続いて孫文について尋ね、①孫文が現代中国で尊敬されていること、②孫文が批判されていないこと、を確認したうえで、「プレゼント」として、カバンから「孫文から粕谷義三への書簡」をとりだして、割とあっさりと手渡しました。
私は、ほぼ10年ぶりの訪問でした。自転車が減って、オートバイや自動車が増えています。市場がショッピングセンターとなり、中央部には20階建て程の商業ビルがあり、その中には証券会社も入っていました。
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