市議会本会議2日目は、各会派代表が議案について概略的な質問をする、総括質疑となりました。2日間を日程として予定していましたが、結果的に1日で議了しました。
9月定例会は、前年度の決算を含む総括質疑となるので、当初から2日間を確保していますが、1日で終了するのは、私宮岡治郎の13回の9月定例会の経験でも初めての例かと思われます。
その原因として私が思うのは、昨年の国政の政権交代によって、未知数の要素が増大した事です。その前提に、国の政治は急激に変化するが、地方自治は元来、継続性があり、安定的なきめ細やかさがある、といった事実です。
従来までの市議会ならば、総括質疑といえども、かなり詳細な部分にわたる議員の質疑と、長年の経験則から醸し出される、「地方自治のプロ」としての執行部の答弁との応酬がありました。
ところが、平成21年度は年度途中で国政の政権交代があり、入間市の行政の継続性が、国の補助金の方針転換により、絶たれた形態となった事は否めません。
この平成21年度決算を、決算特別委員会に付託することに内定していました。入間市議会の場合、改選直後と次の改選直前の年度は、前年度の決算審査を、各常任委員会に分割負託し、2年度目と3年度目は決算特別委員会を成立させて、一括して審査を負託する慣例があります。
平成21年度の決算が、当初予算から、想定外の補正予算といった、紆余曲折を経て決算に至った正確が強い内容であるならば、その審査は、分析困難で判断を有る程度放棄すべきものであるのか、あるいは紆余曲折の経緯を明らかにする事で、国政に対する賛否両論が、市の決算審査に投影されるべきものか、今のところ不明瞭です。
本日9名の決算特別委員会委員が選出されました。私も選出さて、委員の互選で委員長となりました。このたびの決算特別委員会が、内容の深く豊か内容となれば、市民生活の向上につながる、多くの「行政の鉱脈」が発見されるのではないか、といった期待と、困難さを想定しています。
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