午後6時から、入間市産業文化センターで開催された、『安全保障講座 in入間』~「安全保障大討論会」に参加しました。自衛隊OBの団体「隊友会入間地区協議会」と自衛隊関連の親睦団体の「入間航友会」の共催のパネルディスカションで、テーマは「尖閣事件を踏まえた我が国の安全保障に在り方」でした。450人ほどのホールには、300人ほどの参加者が集まりました。
基調講演・パネリストは、航空自衛隊OBの軍事評論家の佐藤守氏、コーディネーターは元入間基地司令の航空自衛隊OBで、三菱重工顧問の正岡富士夫氏ですので、講座の性格はおおよそ察しが付くでしょう。
これに4人の若手の、現職前職の国会議員がパネリストとして加わり、外交的な側面が加わり、厚みが加わったようです。すなわち、柴山昌彦衆議院議員、小野塚勝俊衆議院議員、宇都隆史参議院議員、大塚拓前衆議院議員です。
得られた情報は、学校の教科書や通常のマスコミ報道とは、違った内容が多いのですが、基調講演は、実際の中国での現実体験に基づくとされ、通常では知られていない内容が多いのですが、かなり鋭いだけに、誇張や憶測が含まれているのか、判断が付かない側面もありました。
若手政治家は、30歳代半ばから40歳代半ばで、新鮮な率直さが溢れていますが、他者の論文や外国の報道からの引用が多いのは、対中国関連の外交や防衛問題が、政治活動全体の一部に止まる性格上、止むを得ないものであったでしょう。
パネリストは、聴衆の全体意思に合わせて話を展開するものです。現政権の安全保障批判を踏まえて、国全体の世論を喚起して「国防国家」としての法改正や、通常ビジネス界の止まる「孫子の兵法」を現実の外交・防衛問題の当てはめるもの等、学校では教えない内容が、強調されました。
私としては、最大公約数的な、自明のものとして、台湾について検証し、今後の安全保障問題の参考資料を見出すのが賢明かと思いました。
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