入間市議会の会派『保守系クラブ』で、長崎県方面の2泊3日の視察を実施しました。視察先は、長崎県の大村市、長崎市と佐世保市でした。以下の視察に関する文章は、19日(水)の帰宅後、自宅で執筆していますが、視察中の備忘録(メモ書き)等にも基づいています。以下箇条書きに、大村市等について、気付いた事柄を述べます。
大村市は、長崎県の中央部に位置し、市議会議長の紹介では、長崎県内の自治体で、唯一人口が増加(微増ですが)傾向を続けているようです。
視察の目的は、議会改革ですが、その『議会活性化特別委員会』の委員長が、我々視察団を応接された現市議会議長でした。一期目の新人議員3名を「ワーキンググループのメンバー」として抜擢し、改革を進めたようです。
議会改革の背景として、市財政が厳しい時代が続き、(モーターボート)競艇事業が赤字(現在は黒字)で、公共施設利用について、市民への負担を要請した事が市民を刺激し、議会定数削減など、市議会への厳しい要求に繋がったようです。
伝統的に、市内は8地区に分かれるようです、旧村の単位かと思われました。「議会報告会」も8地区毎を4箇所ずつ2日間に分けて実施していますが、各地区の報告会に出席する市民もいるようです。
また、沖縄県の普天間基地の駐留米軍の一部県外移転について、検討の俎上に大村市の自衛隊基地が上がった際には、転入反対派が組織的に、議会報告会に参加したようです。佐世保基地の護衛艦から発信するヘリコプターが、大村基地に飛来し、騒音が問題となっているようです。
議会報告会の主旨からすれば困った例として、出席議員それぞれに対して順繰りに、議員の「個人的見解」を尋ねる市民もいた、との事でした。
大村市の視察終了後、マイクロバスで長崎市まで移動しました。途中は、迂回して諫早市の有明海側の『諫早湾干拓地』と、湾内を有明海から封鎖する『諫早湾潮受け堤防』を見学しました。北側の多良岳中腹の『白木峰高原』の展望台から眺めました。
堤防の開門が、昨年末に裁判所の判決であり、現政権が進めようとしています。湾の先には、島原半島があり、普賢岳の『平成新山』が、未だ植生の無い、白い岩肌を見せていました。
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