明治維新期の1868年4月6日、10月の明治改元を前にして、年号が未だ慶応の時期に、来るべき新政府の基本方針として、明治天皇が公卿(公家)や諸侯(諸大名)に示した形式をとった、『五箇条の御誓文』が発布されました。その中に、「旧来ノ陋習ヲ破リ、天地ノ公道ニ基クへシ」というのがありました。
時代の変革期に、日本人が国民的規模で、意識改革が行われたのは、明治維新と先の敗戦の二つであったかと考えます。
この度の『東日本大震災』で、「旧来の陋習」でありながら、21世紀が10年も経過してさえも、惰性で継続してきたものを、一部でも消滅させるべき機会であろうかと思います。
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