昨日に続き、午前に福岡県大野城市を、午後に福岡県春日市を視察しました。
大野城市での視察目的は、高齢者の生活での移動手段を支援する事業でした。入間市の高齢者サービス事業の一環としてのタクシー券の交付が、審議会の答申などもあって、曲がり角に差し掛かっており、それに代わる移動手段の模索として、この事業の視察が選定されました。
大野城市は、大都会福岡市の南に隣接する市で、市街地が連続しますが、むしろ福岡中心部から、比較的遠ざかった南よりの丘陵地帯をエリアとする「南コミュニティーセンター」のボランティア事業が注目されました。このコミュニティ活動は、1973年に、国のモデルコミュニティとして指定された経緯があります。
この地区では、30数年ほど前に開発された戸建ての団地の住民が高齢化し、坂道を下っての、買い物や通院などの日常の生活での移動手段に支障が出ていました。西鉄などの路線バスは、営業の採算性、道路の幅員などの交通条件で、麓の幹線道路だけに限定されていました。
また、入間市の「ティーロード」に相当する、循環型の福祉バスは、北部地区等で『まどか号』の名で運行していました。
この『ふれあい号』は、コミュニティセンターを起点・終点とする循環の2コースを、10人乗りのワゴン車で巡って、交通費無料で65歳以上の高齢の住民の生活の利便性に供するものです。
入間市の福祉的なバス『ティーロード』は、マイクロバスで入間市駅を基点に、ほぼ入間市内だけを巡りますが、市街地や人口集中地区が、周辺に偏っている入間市の場合、もう少し小さな交通手段で、短距離で、市外の商業施設や医療施設へも巡る交通手段も検討の余地がある、と考えました。
春日市の視察は、『学校コミュニティ・スクール』でした。学校・家庭・地域・教育委員会の連携事業でした。
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