市議会の福祉教育常任委員会は、今月5月の22日(火)から24日(水)の1泊2日で行政視察を実施する予定です。1日目に1か所、2日目に2か所の、計3か所となります。
2日目の午前の福岡県大野城市では、「高齢者移動支援事業」として、「ふれあい号」について視察します。委員会の協議会で、高齢者福祉のサービスの一環として、「タクシー券の甲府」について論議があり、行く行くはタクシー券に代わる、何らかの交通手段の創設の必要性があり、その一例として浮かび上がった施策の視察です。
福岡市の南郊の大野城市は、市域が南北に細長く、中央が括れた瓢箪の形をしています。その南側の高台には、かつて開発された戸建ての団地があり、その行政サービス拠点、『南コミュニティーセンター』を本拠地とする、『NPO法人協働のまち南コミ』が直接の視察の受け皿で、「ふれあい号」も視察します。
その後の空き時間に、先方のご好意で『水城跡』(史跡公園)の見学も計画されています。
日本史の書籍を紐解きますと、663年に朝鮮半島南部の『白村江の戦い』で大敗した、当時の大和朝廷が、唐や新羅の軍の来襲を恐れて、大宰府を防衛するために築いた、「万里の長城」の小型版の防衛線です。
幸いな事に結果的に使用されなかった軍事施設ですが、高校の日本史の教科書や、大野城市のホームページを読むと、7世紀当時の、中大兄皇子(天智天皇)政権の姿勢や亡命百済貴族の動向も興味の湧くところです。
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