8年近く前に、私が市議会の一般質問で引用した文章に、人類の進歩の存在を前提とした卓見があり、その意義を再認識しました。 埼玉県廃娼規制同盟会が、1927年に埼玉県議会に提出した請願書の中の次のような部分です。
「公娼制度ハ人格ノ尊厳ヲ知ラザリシ封建時代の遺風ニシテ、政策トシテモ幼稚有害ナル悪制度ナレバ、・・・」
単に封建的である、有害であるというのみではなく、政策として「幼稚」である、と断言しているのです。
この場合「幼稚」とは、人類の進歩に政治が貢献すべきであって、安易に現状を追認したりするのは政治の取得べき姿ではなく、そのような利権的な策動を、単なる汚職や罪悪と形容するのみではなく、劣位なものとして取り扱っていることを表します。
そこに有り得べき政策mの優位性を唱えているのです。
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