入間市議会の超党派の任意団体である『入間市議会議員倶楽部』の研修会が後援会として、午前10時から正午頃まで、全員協議会室で実施され、同会員の一人として参加しました。
研修テーマは、子ども・子育て支援新制度の展望と課題について。 研修講師は、東京家政大学子ども学部(狭山校舎)の特任教授の網野武博先生でした。 同先生は、入間市児童福祉審議会の委員でもあります。
講演の冒頭で、かつては子どもに優しい日本の社会が、現代では子どもに冷たくなった社会を説明しました。 その大前提と視点から、子ども・子育て支援制度の、概要・実施の背景・自治体の役割・今後の展望と課題で、それぞれ根本的な問題点を抽出しました。
子ども・子育て関連3法の成立で、政局が絡んで修正されたこと、消費税引き上げの延期で、財源の見通しが立たなくなった事実の解説は、節度をもったものでした。 認定子ども園制度に、馴染まない集団保育の現状もあります。
ベビーシッターの制度を、伝統的な乳母の延長と捉えたかと思うと、幼保一元化・二元化の世界的な趨勢を提示しするといった、ダイナミックナ側面もありました。
小規模保育事業については自治体によって違いが大きいとしながらも、埼玉県内の場合、東京都に本部にあるものが多いとの、現状把握もしっかりと、説明されました。