中国の歴史は時間的にも空間的にも膨大です。 本日は、その中で二つの視点だけで学習しました。
一つは、『猛安・謀克』です。 宋の時代に、大陸の北部の騎馬民族の女真人が打ち立てた「金」の制度です。 なぜこのような名称になっているのか、高校生時代以来はなはだ疑問でした。 社会・軍事制度ですが、女真語でそれぞれ、千戸や部族長を意味する言葉の発音を、単に漢語に当てはめただけの様です。 ともかく、この制度は、宋の漢人との共生の中で崩壊し、金の弱体化を招いたようです。
もう一つが、『海禁制度』です。 明や清の時代に採られた政策ですが、王権の盛衰や朝貢貿易、冊封、そして日本人の倭寇や、中国沿岸の民による偽装倭寇、更に台湾の鄭氏への圧迫策など、様々な様相が関わっています。 琉球が特別な優遇策によって、中継貿易で潤ったという事実も、興味深いものでした。
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