鎌倉時代の幕府執権で、「元寇」の時代に日本側の最高責任者の立場にあった執権北条時宗は、南宋から渡来した禅宗の僧侶から、「莫妄想」の箴言を授けられたそうです。
「妄想するなかれ」という意味です。様々な想定に頭を悩ますよりも、今の時点で自己の為し得る最善を尽くすべし、といった意味です。
新型コロナ感染症対策においても、先々のシミュレーションや、第2波、第3派の予測や、賢しら的な予想や論評から離れて、確実な歴史的資料・記録や現時点での検証・調査に基づいた、「大脳生理学」的に、天然自然の理に適った、思考と行動を基調とすべきでしょう。
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