幕末の所謂名君の内でも、『蘭癖』と言われる程、西洋の学問、特に科学に、単なる好事家を越えて本質的な理解を示したのが、薩摩藩主の島津斉彬と佐賀藩主の鍋島直正です。
両者の母方の祖父が共通するのを、本日発見しました。 但し、両者の母は、腹違いの姉妹ではあり、普通の従兄弟では無くて、かなり遠縁となりますが。
後世の碩学が、その存在意義を賛美し、具体例を適示してまで称賛するのには、驚く他は有りません。真の科学者は、一定の遺伝的な素質も必要条件の様でもあります。
私は、理系の学習が苦手ですが、その学問の基礎的な理解や研究、探求の機構的な仕組みは、実用的な科学技術の進歩発展、更にいささか短兵急ではありますが、閉鎖的な軍事研究にさえも、結果的に大いに貢献すると理解しています。
斉彬は尚古集成館を立ち上げ、直正は反射炉を築いています。 両者には、同族的な文通や交流、親近感も有ったかと考えます。
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