主に小学校での唱歌を集めた歌集を閲覧すると、いま更ながら気づくことがあります。
歌詞について分からなかったり、誤解していた事柄の修正です。自分にとっては「新たな発見」といった、新鮮な驚きです。
かつて、卒業式での定番だった唱歌の『仰げば尊し』の一番で、「おもえば いととし このとしつき」があります。
この二節目の「いととし」を、「愛しい」といったような不明瞭な解釈を、本日迄続けて来ました。
ところが、事実は、真実は、「いと疾し」であり、「とても早く」年月が過ぎ去ってしまった、といった意味であるそうです。
時のたつのは早いもので、もう卒業式となったしまった。という意味で、なかなか奥深く、味わいのある内容です。