ドライブで、栃木県北部から白河市を巡りました。
東北自動車道を矢板インターで降りて、主に国道4号経由で北上し、白河市地域に到着しました。
福島県に入って、白河市をさまよい、市役所で落ち着いて、様々な資料を通読し、おおよそ白河市の全体像を把握しました。人口は6万人弱なので、入間市議会の行政視察の対象となる可能性は、少ないと思われますが、数々の刺激的な特徴がありました。
①奥州の入口と目される『白河の関』が、市街地からはかなり南東に離れて位置する。 ②ルーツは下総の結城氏で、南朝方の武将結城宗広の子の代に入府した。 ③江戸時代の寛政の改革の中心人物の松平定信の居城だが、老中を退いてから、白河まちづくりを、本腰を入れて行った。 ④戊辰戦争の古戦場が多く点在し、双方の戦死者が葬られ供養されている。⑤余談ですが、寺の数が多いだけでなく、様々な宗派が混在するのは、藩主の国替えが頻繁にあたから、との事でした。
小峰城は、阿武隈川の南側、東西に細長い独立した丘陵地帯に配置されています。 その南側に城下町兼宿場町として発達した、現在の市街地が広がります。城は戊辰戦争の戦火で焼け、1991年に木造で三階櫓が復活しました。2011年の震災では、石垣が所々崩壊しましたが、2018年までに、復元しました。
白河の関は、栃木県と結ぶ県道の低い峠よりもかなり北に位置します。 私がかつて見学した『勿来の関』と比較すると、余りに平坦すぎて、気が抜ける程でした。