日本国憲法を考えるヒントとして、制定期に尽力した二人の人物の文章を読みました。
金森徳次郎氏の①『新憲法の解説』と、幣原喜重郎氏の②『新憲法に関する演説草稿』です。
①は、かつて法制局長官として苦難の道を歩み、憲法を自主的に発案した人物による、発想と応用が読み取れます。
②は、かつての国際協調外交にその名を留め、憲法制定準備に日本国総理大臣で有った人物の、外交的な発想の豊かさが、現代の視点から手に取る様に理解出来ました。
どちらも名分で、高度な理論を、極めて明瞭に、理解しやすく論じています。
コメント