国会議員は、国政や外交を担当し、地方議員は、地方の課題を担当するのが本業で、本筋です。この「地方議員」という呼称は、都道府県の議会の議員を指し示すのが妥当かと思って来ました。市町村会議員は、「地域議員」というのが、実態を表す的確な名称である、と常々考えてきました。
したがって、「地域議員」である市議会議員が、対象が都道府県ならば市町村の行政の延長の範囲、対象が国ならば、国庫補助や国の法律改正に伴う条例改正など、については市議会議員として論ずる範囲ではあっても、国政の専決事項である、外交や防衛政策について論ずるのは、明らかな越権行為であろうといった、結論に落ち着く傾向が私にはありました。
しかし、例えば入間市にしても、入間市だけで独立して存在するものではありません。埼玉県や日本、更には世界とも、好むと好まざるとに係わらず意外なほど直接的・密接的に結びついています。
よって、議員として論ずべき対象は、一義的には入間市であっても、常に地球的な規模で考えて、具体的には入間市政の有り方を模索するのが肝要でしょう。着眼大局、着手小局という訳です。
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