政治は大道を堂々と進むのが最終的には正しい、との政治信条は従来の通りです。しかし、効果的・効率的な行政のためには、住民意識や人情の機微を常に念頭に、それらを検証しながら行政実績を積み上げてゆくしか、他に方法は少ないのではないかと、最近とみに考えるようになりました。
仮に自己の主義主張が正しくとも、多くの人々に理解させる事のほうが、はるかに労力と日々の研さんを要するようです。人類の歴史を地球的な規模で考えるといった大前提で、政治目的はあるべきでしょう。
棟梁柱石を離れ、隙間に浸透する、その場その場での切り札を追求する、いわば隙間産業的な政治も、多くの無定見・無節操を生み出し、社会全体の弊害につながるでしょう。
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