6月の定例議会に、2つの請願が提出されることになりました。2つともに請願代表者と紹介議員が同じです。どちらも六百数十人の署名が添えられていますが、請願代表者が代表をつとめる団体の関係者が母体となっていると推測されます。
一つは、「介護家族への支援『施設入居費の軽減と自宅介護者への支援策』についての検討委員会の立ち上げに関する請願」で、もう一つは、「安心して子供が産める環境『助産院』の推進と、市民参加型の助産院(所)の開設準備プロジェクトの立ち上げに関する請願」です。
付託を受ける委員会は、福祉教育常任委員会です。私宮岡治郎は、同委員会所属の委員ですので、この請願について質問や討論を行うことになります。こと請願に対する対応となりますと、市議会会派ごとの政治的な判断が求められ、その判断が後で厳しく検証される事が想定されます。
最初に、客観的なデータや市担当課の実務上の問題点などを学習して、明確な根拠をもって会派の立場を反映するような、質問や討論の素案の執筆を行います。会派内の意見の取りまとめや、他会派との調整は会長にお任せしますが、たとえ「正論」であっても、会派としての意思表示となりますと、どのように説得力を持たせるか、関係者の納得がえられるかが大きな課題であり、責任の重さを早くも実感しています。
コメント