市議会の福祉教育常任委員会で、午後1時40分頃から2時半頃まで、市立豊岡小学校へ赴きました。7月22日(水)に視察予定の神戸市の障害者発達支援事業の事前研修として、入間市内での実例である、「発達・情緒障害通級指導教室」を現地視察したものです。
まず校長室を訪れて、芦沢校長から概要説明を伺いました。軽度の発達障害についての「発達支援」であるようです。担当の先生は、入間市教育委員会学校教育課、具体的には教育研究所を通じて派遣される、とのことでした。担当の先生は学級担任にはならず、専門職として県費で賄われるようです。
その後、お茶を飲みながら学校現場全般の話題がありました。中学校には「副担任」があるが、小学校では担任が、総ての雑務を含めて教室の児童全員を面倒見なければならない現状である。平成23年度から新課程として英語の授業が含まれるようになると、更に負担が増すので、教員の加配の必要性もある、とのことでした。
「通級指導教室」へ移動して、実際の児童と教員の一対一の個別指導を視察しました。勉強それ自体だけではなく、コミュニケーション能力や学校生活への適応力を高めるための、生活指導にまで授業は及びます。指導科目は多く、視察では絵を描く、運動をするなどの内容がありました。
5つの小学校に在籍中の児童を、それぞれ保護者が連れて来ているそうですが、今回は父親が指導教育を参観していました。
教育学的な用語を用いると、硬くなり、場合によっては深刻になりますが、対象となる子どもは、次のように考えられるようです。「自閉症者、情緒障害者、学習障害者、又は注意欠陥多動性障害者で、通常の学習におおむね参加でき、一部特別な指導を必要とする程度のもの。」
コメント