先日入間市役所を訪れた際に、いつもの習慣として、市庁舎一階に掲示している『入間市の人口』を一瞥しました。8月1日現在の人口は、15万800人台となっていました。入間市の人口は、15万人を超えてからは、15万人を下回ったり上回ったりして、もみ合いの展開であると、おおよそ把握してきました。ところが、この半年程増加傾向が定着しています。
私宮岡治郎は、1997年9月の入間市議会一般質問で、「将来の人口減少時代」を想定した質問をしています。以来12年が経過しましたが、入間市の人口は「減少の兆候を」未だに示してはいません。高齢者人口の増大が主たる理由である、と思われますが、日本の総人口が絶対的な減少傾向にある時代ですので、社会増も含めて分析すべきでしょう。
「社会増」すなわち、入間市に転入する人は、入間市から転出する人よりも多いのです。入間市が、土地区画整理などの都市基盤整備によって、可住地域を広げた為の必然的な結果であるとも断定出来ないでしょう。同様の施策を講じても、「社会減」となる自治体は、枚挙に暇がないほど有ると思えるからです。
私宮岡治郎の誤算であった、と反省せざるを得なません。この傾向が今後も一定の継続を示す蓋然性は大きいと見なければなりません。そうなりますと、入間市はいずれ人口減少の時代が到来するとしても、その時期は遅く、その減少の度合いは少ないという事になるでしょう。
コメント