イタリア料理の「スパゲッティー」が、厳密な定義では、太さが何ミリ以上何ミリ以下といった制限があるようである。その際に、標準よりも細いものを「スパゲティーニ」と呼ぶそうです。私は、これを「スパゲティー」に類似したもの、といった意味で「スパゲッティー似」である、と間違えていました。
そもそも、3年ほど前にヒットしたテレビドラマで、阿部寛主演の『結婚でない男』を、最近になってDVDで鑑賞した際に生じた誤解でした。第1回で、主人公桑野信介の話題の関心事の偏りを表す逸話として、既に気まずくなった会話を挽回しようとした相手の女性が、細めのパスタを主人公に勧めたときに、「冷えている」と皮肉った上で出た、主人公ならではの薀蓄として、これは厳密な意味では「スパゲッティー」ではない。との論評のあとに出た言葉です。
シナリオを引用すると、以下の通りです。
女性「何か召し上がります? こスパゲッティ美味しいですよ」
信介「スパゲッティてのは、直径約1.9ミリのものを言うんですよ。 これはちょっと細いから厳密にはスパゲッティーニ。 つまりあなたは、本当はスパゲッティーニ美味しいよと、僕に言うべきなんです。」
女性「(どん引き)そうですか。」
コメント