東京信濃町に用事があり、たまたま街区の地図で、文学座が近くにあることを知り、帰りがてらに近くに寄ってみました。かつて杉村春子の主演した戯曲『女の一生』が、新たに上演されるらしくポスターが掲示されていました。
日本に新劇という文化活動があり、私宮岡治郎自身も、観客として高校生頃からその文化に浸ってきたことを思い出しました。事実、1971年夏に文学座公演のテネシーウイリアムズ作、江守徹主演『ガラスの動物園』を皮切りに、1976年には入間市民会館でこれも江守徹主演で、『ハムレット』、更に1980年に日生劇場で、またまた江守出演、杉村春子主演の『欲望という名の電車』、1983年にはサンシャイン劇場でこれまた江守主演の『シラノドベルジュラック』と鑑賞しています。
そのた、俳優座で栗原小巻主演の『だいこん』、加藤剛主演の『波濤』、『ウィンザーの陽気な女房たち』。民芸で滝沢修主演の『壊れ甕』、劇団円の『から騒ぎ』などなどを思い出します。
新劇関係者には、社会改良あるいは社会変革の使命感を持つ方々が多く、私が終始、一定の敬意を持ってきたのは事実です。
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