偉大な政治家の箴言を、部分的に解釈するのは僭越ですが、今回の参議院選挙結果を眺めて、「憲政の父」尾崎行雄の言葉、『人生の本舞台は常に将来にあり』の意味を、私なりに再確認しています。
政治家に対する評価とは、将来の政治の舞台での活躍に対する、一定の未知数を伴った評価であり、期待値であるという事です。今までの実績で評価されても、それが将来への期待につながらなくてはならないでしょう。
まして往年の人気は評価に根拠とはなりません。かってのアイドルや名選手は「政治」といった厳しい評価基準には該当しない、ということでしょう。逆に、力量を実績の中から認められれば、政治的振り子の偏りで苦杯を舐めた政治家も、適切に復活するということです。
例外的に、「これから先も、金メダルを目指します」といった候補者が、全体から見れば僅かな「錯誤的政治期待者」の支持を得るようです。
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