午後、久方ぶりに県内の比企郡方面をドライブし、ときがわ町の『ときがわ町役場(本庁舎)』や、東松山市の『埼玉県平和資料館』を訪れました。
前者は、旧玉川村役場です。玉川村と都幾川村との合併によって、新町の本庁舎となった経緯があります。「玉川」の名を捨てて、実を取った例です。新町の町長選挙でも旧玉川村村長が選出されました。比企郡は人口減少の地域であり、開発圧力が少ないのか、旧道を抜ける際には、心なしか樹木の繁茂が印象に残りました。
後者は、埼玉県が、県央の東松山市の岩殿山近くの高台に、1993年に開館した施設です。パンフレットによれば、「県民に戦争の悲惨さ及び平和の尊さを伝えることにより、県民の平和に対する意識の高揚を図り、もって平和な社会の発展に寄与する」事を目的とするようです。
私宮岡治郎は、1993年の開館直後と2008年頃、そして今回の延べ3回訪問し、様々な資料を見学しています。今回は、戦争に至る道筋、国民への戦意高揚、県内の空襲の実態などを、重点的に見学しました。
展示資料の的確さもさることながら、開館当初の知事や県議会の意気込みが伝わってきました。パンフレットの続きも、「戦争体験の風化を防ぐために、・・・」となっていますが、残念ながら風化は進行しているようです。
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