午前10時から11時半頃まで、東京新宿区の早稲田大学「記念会堂」で、早稲田大学校友会設立125周年の記念式典があり、代議員として招待され参加しました。
式典は、和やかに進行しました。注目は、「2010FIFAワールドカップ」のサッカー日本代表監督の岡田武史氏が、「校友会稲魂賞特別賞」を授与された後のスピーチでした。結果的にW杯南アフリカ大会で、決勝トーナメント進出を果たした分けですが、その前の不調の時期を語り、会場の校友に向かって、「そんな時でも、校友の皆さんは、岡ちゃん頑張れと、声援し続けて下さいましたよね」と付け加え、爆笑を交えた拍手に包まれました。
、最後に校歌斉唱となり会場の全員が立ち上がり、いつものように右手を上下に振り、左手を腰に当てるといったスタイルで、「都の西北」と歌い出しました。相馬御風の作詞が、正面の左右2個所のスクリーンに大きく投影されました。
ここで私は、今まで漠然とあるいは漫然に歌っていた歌詞の、意外な意義に気付きました。「都の西北」、それは、単に青春の理想を歌ったものではありません。
一番の中の、「現世を忘れぬ 久遠の理想」とは、あくまで現実を踏まえた上で、理想を広く持ちなさい、といった意味でしょう。作詞者は、単純あるいは無責任な、理想や無想を鼓吹するつもりはなかったのでしょう。
二番の中では、「大島国の」と、日本の地理的な形態を前提に、人文科学的にその置かれた条件や、その上での学徒あり方を示しているようです。
コメント