大前提として、政治が人民の生活と切り離して成立しないのは自明の理です。政治が「人民の犠牲を閑却」して、ひたすら権力志向に走ったり、敵対の不毛な論戦に陥ったり、マスコミ受けの虚業を追求したりする事態は、排除しなければなりません。
このような弊害、あるいは悲劇を、予め防ぐ手段として、政治家には男性ならば父性、女性ならば母性が必須である、と考えるようになりました。
実子や養子を持つ事が、政治家の資格である、と論ずるものではありません。親が子の安否を気遣うような基本的な性向を、政治家は、人民に対して有するべきでしょう。
政治に携わるものは親心を発揮せよ、と言えばおこがましい様ですが、無慈悲な政治の災厄は、歴史上も今も、人類に大きく降りかかるのです。
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