かなり昔から、文明の進歩発展を否定する思想というものがあったかと思います。今から2500年ほど前の中国の思想家『老子』も、「便利な機械が発達すると、世の中は暗くなる」といったような、内容を唱えていたように、記憶しています。
ドイツの文豪ゲーテの物語詩(バラード)『魔法使いの弟子』も、魔法の呪文で、箒に泉から水桶への水運びをさせたものの、水桶が溢れても箒が同じ動作を止めずに、際限なく同じ動作を続ける、といった恐るべき情景を描写しています。
魔法の呪文をかける前に、その魔法を解く呪文を習熟しなければならないのです。原発が、かほどに制御が困難であるのは論外です。
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