大規模な自然災害が発生した時に、政策担当の局に当たらない政治勢力が、執政側の「対応の遅さ」を指摘するのは、今に始まったことではありません。古今東西に共通して云える事でしょう。
私は10年程前に、埼玉県庁近くの県立文書館で、1910年(明治43年)に、埼玉県の広域に拡がった水害(四十三年の大水)に関する資料を読んだことがあります。その中に、埼玉県会の議事録の要点筆記があり、感慨に浸りました。
水害が8月上旬に発生し、県議会は9月開会のため、県当局は「専決処分」で対応し、事後承諾的に県会に提出した議案も多かったのですが、それでも県知事の「対応の遅さ」を指摘する反知事派の県会議員がいた事でした。
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