昼食後、マイカーで秩父市に向かいました。国道229号を西北西方面に走り、正丸トンネルを抜け、暫くして、市役所や市民会館の立地する秩父市の行政・文化の拠点に到着しました。
現地では、市役所も市民会館も閉鎖され、「入れません」、「使用できません」の貼紙がありました。
去る3月11日の地震で窓ガラスが割れ落ちたり、壁面や甚だしくは柱にまで割目が入ったようで、緊急の耐震診断の結果、使用不能と判断したようです。
秩父市役所庁舎は、1962年(昭和37年)4月20日の竣工で、築49年となります。前庭の表示板では、鉄筋コンクリート地下1階、地上5階、塔屋3階で、最高部が30mとなっていました。建設当時の社会風潮を反映してか、かなり意匠を凝らした建物で、3階部分がくびれて、4・5階の壁面の方がせり出していました。
市役所の窓口業務の主なものは、西に隣接する市立の『歴史文化伝承館』に移転しています。それ以外では、商工課・農政課等が秩父鉄道の秩父駅の駅ビル『地場産業センター』に、議会事務局・議場が『吉田総合支所』(旧吉田町役場)に移っていました。臨時の対応とはいえ、市役所本庁舎機能が、五つの建物に移転して散らばる、分庁舎の形態を取っています。
5月10日発行の、『市報ちちぶ』の市長コラムでは、「コンパクトで効率的な本庁者」を、「財政的な負担を最小限にして」、建設するよう「早急に検討してまいります」(「」は私の挿入)とありました。
6月の入間市議会の私の一般質問の主旨をはっきりさせるためにも「コンパクト」、「最小限の負担」、「早急」は妙諦であると思いました。
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