小学生の頃、授業で、漢字は中国で発案されたもので、それが日本に輸入されたと習い、一瞬「文化的な衝撃(カルチャーショック)」の一形態を受けた覚えがあります。
日頃何気なく使っている日本語の柱石と信じ込んでいた漢字が、実は「漢の国」の文字であったという訳です。社会の授業の中で、寺の建物も、中国の真似(模倣)であって、中国式を基本に作られている、と先生に習ったこともあり、その頃には一応納得しました。
現代のドイツ人や北欧の人々にとって、アルファベットが、、現在のイタリア半島に相当する、ローマ人の文字からの転用であると、納得するのと同じ文脈乃至は思考回路に於いてであったか、と思います。
その小学生の頃、同級生が私に、忍術も中国からの輸入である、との知識を披瀝した事がありました。その頃は、マンガで『伊賀の影丸』とか、テレビでは『忍者部隊月光』など、忍者ブームでした。
中国からの輸入の多様性を、子供心なりに把握し、その奥深さを大局的に把握する、大きな一歩となったものです。
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