満56歳の自分への自戒を込めて、自営業者に多く見かける「初老期以降」の傾向が気になりだしました。 公務員や一定規模以上の組織で働く、同世代の人には少ない内容です。
まず、頑固さです。 職場環境に係らず、人は多かれ少なかれ加齢とともに、そのような傾向をたどるものでしょうが、かなり断定的、独善的、そして反復性も加わるようです。
次が、人の好き嫌いです。 これは善悪の基準による人の区別とは違います。 次第に交友範囲が限定され、狭まってくる傾向があります。 結果的に、自分に好都合な情報の提供者、良い気分を与えてくれる人限定で交友します。 このような環境のぬるま湯に浸かるため、他者から厳し叱責を受けることもありません。 これが、当人の晩節を汚すような、大きなな失敗に結び付くようです。
更に、他からの情報の受け売りです。 これは若い頃から始まっておられる方も多いようです。 耳から入った言葉を、咀嚼することもなく、自分の発案であるかの如く、ひと(他者)に語るといった、例の件です。 情報が断片的で、見識の付加価値はおろか、整合性すらもありません。