「長者」という昔から聞き慣れた、童話に出てくる古風な言葉に、なぜか大いなる関心を持ち始めまています。
日本史の教科書や参考文献を紐解きますと、例えば、史上大いに活躍した藤原氏の場合、「氏の長者」という、言葉が歴史用語と言えるj程、一定の定義を伴って、頻出するからです。
長者とは、「わらしべ長者」のような、単に裕福になった人、裕福である人、という意味の止まらない、幅広い要件を兼ね備える、必要性を条件とし、それらを包含した、意味深長な言葉のようです。
まず、「徳のある人」という意味もあります。 富を徳のある目的で行使する事でしょうか。 これが「長者」の必要条件です。
年長者といった意味合いもあるようです。 好々爺的なキャラクターが想像されますが、リーダー的な要素も必要です。
更に、摂政・関白等の政治上の、一定のステータスを有するとともに、その地位から派生しる、あるいはその地位に相応しい、学芸や宗教的な施設への顧と、実際的な主宰や財政的援助が条件の様です。
すなわち「長者」とは、総合的な、多岐にわたる、万遍無い、多様な力あるいは威力を、兼備する必要があるようです。
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