そもそも、市民の意見を集約する政治となりますと、「最大公約数」の政治と言うのが適切か、と一般には思われているでしょう。
が、私の実感としては、「最小公倍数」の政治といった方が、より政治の合意形成や、具体的な施策の構築に適合しているように思われます。
帰納法と演繹法の違いですが、政治とは集約してまとめる要素よりも、一定の設計を基本として、組み立てるものであるからです。
諸般の事情で、国も県も市も財政厳しき時代です。 単に野放図に組み立てるのではなく、予算の制約の中で、最小の経費で収まる、最小の公倍数的な、コンパクトな施策が求められています。
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