学問などで、従来の思考の及ぶ範囲を『地平』と呼んだ場合、新たな領域を広げるのを、『新たな地平を開く』という様です。
この場合、文化、カルチャーが元来農耕を意味する事から、『新たな地平を「拓く」』といった方が、より本質を掴んでいるかとも考えます。
本日ある新聞記事で、正確には覚えていませんが、紫式部が『日記』で、当時の宮廷の女官の生活に、埋没できない『孤心』があり、その孤独な心が、より広い共同性の地平を開き、結果的に『源氏物語』の時代や空間を越えた普遍性を備え、世界文学に発展した、というよな論評が有る事を知りました。
所属組織に過剰適合せずに、常に一般的な視点を持ち、その基準を忘れずに行動する事は、存外大きな成果を上げるのかとも考えました。
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