本日の朝日新聞朝刊の7ページに掲載されている、憲法学者長谷部恭男氏の、戦争の根本義についての論考は、碩学がルソーの遺稿『戦争方原理』、シェイクスピアの『ハムレット』、イエール大学教授スナイダーの著書『自由なき世界』を引用しています。
ルソーの、戦争において攻撃の対象となっているのは敵国の『憲法原理』を引用して、旧ソ連のナチスとの対立、言ロシアの立憲主義国家を志向するウクライナとの対立の構造を示しています。
『自由なき世界』からは、プーチンこそが、ロシアの思想家イリインの信奉者で、あからさまなファシズムであると、喝破ています。
『ハムレット』の有名な独白は、「(運命に逆らって)戦うべきか。それとも(運命に)屈従すべきか」と訳すべき、とゼレンスキーの立場で、文脈としての正しい理解を示しています。