入間市博物館の常設展示に、入間市の地理的条件を示したものがあります。
それは、市内を南北の断面で切り分けて、加治丘陵や河岸段丘・入間川等を地理的に把握して示しています。丁度中学校の社会科の教科書の記述内容と対応する様に具体例を示したようです。
私はこのコーナーに立ち寄る度に、自分自身の居住地である西武地区を中心に、この展示を眺めて来ました。
しかし、同じ展示が金子地区の地理的条件を学ぶ材料ともなるか、と考えました。
金子地区の字名は、南北に長い形状をなしていますので、この表現方法が馴染むのです。
すなわち、加治丘陵の落ち葉を集めて堆肥化し、南の農地に広く散布する農業の在り方が思いつきます。この現実感覚が、旧村の地型を南北に長く決定付け、そのまま「字」として残っているかと思われます。
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