午前10時45分頃から11時45分頃まで、西武公民館2階の大会議室にいました。本日31日(土)と明日2月1日(日)の2日間、西武文化協会と西武公民館の主催の、『平成21年 西武地区新春書初展』が展示されており、その沢山の出品を鑑賞しました。
先に、〔小・中学校の部〕の作品を巡りました。全部で761点で、主として小学校3年生から始まり、小学校5、6年生が多く、中学生になると少なくなり1年生から3年生まで野田中と西武中で各100点ずつでした。私自身西武小学校時代あまり習字が得意ではなかったので、特に上手な字には「感心」しながらも、上手くない字にも「関心」がありました。
関係者のお話では、最近は小学校3年生になって初めて毛筆習字を学習し始めつので、筆の持ち方や運び方の基礎的な要領を十分に覚えない場合が多い、とのことで書家にとっては残念であるようです。
次に、〔一般の部〕の作品26点を、丹念に拝見しました。題名では、「寿」、「遊」などの一字や、「福寿」の二字、「雪月花」の三字のような少ない題材を、太い筆で一気に大胆に書いたものが目立ちました。古典的な中国の漢詩は少なくなる傾向で、百人一首や方丈記のような、ひらがな主体の作品もありました。
作者のひとりの方のお話では、現在の日本の書壇は、百花繚乱あるいは百家争鳴の状態で、様々な価値感による書の可能性があるそうです。
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