議員活動の基本は、個別の市民の生の声を聴く事です。お話になる内容、市政や市議会への意見、判断基準は、多種多様となります。民主主義社会では、多様性が有って当然です。
私宮岡治郎は、約12年間市議会議員を勤めており、多様な民意、多様な価値観を単なる並列的な情報として、記憶するに止めず、系統的に頭の中で、整理するように訓練をしてきました。
はなはだしい極論はともかく、大方の市民が納得できる線、手段や方法とは、どういったものになるのかを常に考えてます。一方では法令や条例による制約もあり、他方では利益集団の政治的な圧力で、施策の決定や判断が、歪められる可能性もあります。
しかし、長い目で見、全体を俯瞰すれば、市民の「素朴な疑問」を基本に合意形成され、立案された施策が結局妥当です。地方自治の本旨もそうであり、何らかの無理や歪を施策に持ち込むと、いずれその不自然さやいかがわしさが、自ずと白日の下に晒されるようです。
ともかく出来るだけ沢山の市民の、多種多様な民意を吸収する作業と、その原石の中から宝石を見出す作業、さらには法に照らして的確に執行されるように提言し、市民に説明し、合理的に遂行されているか確認し、その効果判断を検証する、などなど、市議会議員の職責は際限なくあるのです。
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