休日の比較的穏やかな天気の下、「議員活動」として、野田を歩きました。午前中に元加治駅の周辺、午後には、八木の区画整理地内でした。日頃自動車で通る抜けるのと違って、地域の生活者の実感を沢山伺いました。
入間川の西武線鉄橋東付近の大きな樹木については、以前ら日照の問題や、列車の通過時の危険性が指摘されてきました。枝を詰めたと聞いていましたが、現場を見ると、確かに元の樹木の形態が一変するほど短くなっていました。根や幹はそのままなので、いずれは緑が幾分か回復することでしょう。
住宅地の裏側を抜ける水路も、様々な線をなしていることを再発見しました。現代では、殆どが暗渠となっていますが、元はさらさら流れる小川であったことでしょう。いずれそのような長閑な時代が再び訪れるかと考えました。
元加治駅近くの住民は、駅のエレベーター設置には相当に関心がありました。駅員さんの復活にも期待が大きいようです。改札口を越えて抜ける、不心得者もおり、防犯上の不安もあります。
元加治駅北側の住宅地は、道路を西寄りに進むと、知らないうちに飯能市岩沢に入ってしまいます。住居表示で初めて「飯能市」と気が付くこともあります。一旦飯能市側を通った方が回りやすい住宅も有るようです。
野田3区八木の組合施行の土地区画整理事業は、中盤から終盤に差し掛かっています。東側の街区公園に続いて、現在西側の街区公園が地下調整池を含めて工事中です。完成すれば、車道の路上で遊ぶ子供たちも少なくなります。また、付近のグランドが廃止となった経緯もあり、区画整理地内だけではない、住民の期待もあるようです。
区画整理地内は、北側の建売住宅団地の『ぶしニュータウン』と違って、なかなか個性的な住宅が多くありました。和風住宅や私宮岡治郎の棲家と同様のプレハブ住宅はなぜか少なめで、21世紀を彷彿とさせる、モダン住宅や、ログハウス風、スペイン風、更に山小屋風、北欧風などもありました。
南の国道を隔てて、ショッピングセンターがあります。その中に軽食堂があれば良い、といった意見もいただきました。私の知り合いの方で、この区画整理地内の土地をもとめて、移って住まわれている方もおられます。
一つ一つの街区の面積が大きいので、二つに割って、道路に並列な2軒、あるいは前と奥に2軒、といった宅地の形態があるのも、この区画整理地内の特徴です。区画整理本来の趣旨からは逸脱する面もありますが、古代の平城京や平安京からこのかた、都市計画とは当初の予想と違った形態で、一定の落ち着いた佇まいを見せるものと割り切って考えています。
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