昨日に引き続いて、市議会本会議の総括質疑がありました。平成21年度予算の諸議案についての、各会派の質疑の途中で、共産党入間市議員団から始まりました。私宮岡治郎は、午後1時から10分間程の時間で、2つの論点について、質疑を行い、執行部からの答弁、更に再質疑と再答弁となりました。
1つは、「水道事業会計」で、具体的に野田・新光の『ぶしニュータウン』地内の水道施設の仕切り弁等の設計について、団地住民の生活にどのような効果があるのか質しました。水道部長の答弁は、給水から30年程経過し老朽化した装置を更新する、といった内容でした。
「設計」とあるからには、給水の安定等に寄与するものかと期待しましたが、新たな装置を加える、といった内容ではありませんでした。
もう一つは、「市政方針」全体の「あとがき」的な記述で、「更なる景気の後退が懸念されており」とあり、経済不況に言及しているため、税収などが大幅に減少した場合の柔軟な工夫について質疑しました。市長の答弁では、まだ仮定の話であると断った前提で、起債なども検討するようです。
再質疑で、昨秋の市長選挙での「ローカルマニフェスト」(地方版政権公約)で、施策の数値目標、期限そして予算を明示しているため、たとえ外圧によって、入間市を取り巻く環境が変わった場合でも、行政担当者としての結果責任はまっとうされるのか、との質疑に、市長は柔軟な答弁をしました。言質を取られることなく、公約に齟齬を来たすこともないような巧みな答弁でした。
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