自分の選挙が近づいておりますので、当然選挙対策が私の生活の最優先課題となっている昨今です。ところで、そのような時に、雑多な用事が舞い込むというのは、よくあることです。それらの課題を同時進行として処理することによって、存外作業能率向上についての思いつきが浮かび、生活の知恵を身に付けたり、様々な制度についての問題点に気付くこともあります。
政治をただ純粋に政治学の対象と考える傾向が、私には長年にわたってありました。政治は学問や芸術ではなくて技術である、といった言葉を最近になってしみじみ考えています。
その一例が、「間接的な接近」です。究極的には選挙目的であることは相互に分かっていることでも、一定の形式的な型にはめるとか、何らかの別の用件のついでとして先方に伝えれば、さりげなく、かつあまりくどくならずに、むしろ直接的に接近するよりも、私の意思が適切に相手に伝達出来る場合もあるようです。