医療過疎の進む我が入間市と入間市民の医療環境を改善する手段として、航空自衛隊入間基地隣接地の、旧駐留米軍「ジョンソン基地」跡地への、自衛隊病院の設置と一般開放を、私宮岡治郎は考えます。東町で、元は広々とした芝生に米職業軍人の家族のハウスが点在していた辺りです。
国立病院の一形態として位置づけられないか、との仮説を思い描いています。自衛隊は「健康集団」であり、その特性から、一般社会で発生する多種多様な疾患・症例を扱う機会が少なく、それが、自衛隊病院の医官の早期の離職を招いているようです。臨床医学の多様な研鑽を積む事が、自衛隊員やその家族の内の極わずかの患者、に対する医療行為では難しいようです。
航空自衛隊の病院としての特殊な機能として、戦闘機の搭乗者などに特有の職業病への「傾向と対策」の課題もあるようです。これについては、通常の大学病院や民間病院でも、何らかの絞られた主題に関して、深く掘り下げた研究が実施されていると思われます。
もっとも、「軍隊」と「医学」との結びつきは、様々な兵器の殺傷力、特殊兵器の開発、かつて旧日本軍の731部隊をはじめ、各国の軍隊で多かれ少なかれ実施されたであろう「人体実験」といった、「原罪」を常に念頭に持たなければなりません。
医学の倫理、「医の倫理」といった重い大前提の上で、小児医療や週産期医療などの医療過疎の深刻化する、入間市及び周辺住民の要望に答える方策を探るべきかと考えます。
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