午後2時台から4時台まで、東京上野の国立西洋美術館で、特別展示『古代ローマ帝国の遺産』を観覧しました。
発掘された、初代皇帝アウグスチヌスの像などは、時代の思潮を反映しているようです。火山の噴火で埋もれた、ポンペイの別荘風の邸宅のバーチャル・リアリティー画像は、現代のスペイン風の別荘と、形も色彩も極めて類似しています。
更に卑近な歴を挙げますと『三井アウトレットパーク入間』の店舗群に思わせました。唯無いのは携帯電話とパソコンである、といった印象を持ちました。
「国立西洋美術館」本体は、建築家ル・コルビュジエ(Le Corbusier)の基本設計によるもので、近年、ユネスコの世界遺産への登録が取り沙汰され、こちらも人類の「遺産」です。
館内や館庭に多く模造(レプリカ)の点在する、ロダンの彫刻群も同時に鑑賞し、常設展示も堪能しました。更に、この美術館の母体となった、松方コレクションにも、思いを馳せました。
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