夜、テレビでDVD版の映画『合衆国最後の日』、息子と一緒に鑑賞しました。1977年制作のアメリカ・西ドイツ合作映画で、監督はロバート・アルドリッチ、主演はバート・ランカスターです。 私自身は、1977年当時映画館での上映で観た事があります。
時は1981年の近未来で、アメリカのモンタナ州の大陸間弾道核ミサイルを、元将校の軍人が、数人の脱獄者とともに、核ジャックして合衆国大統領に、ヴェトナム戦争の真相にかかわる会議録を国民に公を迫る内容です。
劇場公開当時は、あまり評価は受けなかった作品であったと思いましたが、サスペンス映画としての盛り上がりはなかなかのものでした。舞台はモンタナのミサイルサイトと、ワシントンの大統領府の国防会議室、とで二元的に交互に展開され、複数の同時場面を一度に映し出す、といった斬新さです。
最後に人質となった大統領と犯人達が、潜んだ狙撃隊によて、あっけなく射殺される場面は、物足りないのですが、映画の主題は。ほぼ30年後の現代から振り返れば、納得できるものでした。
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