今夜、NHKの教育テレビで、沖縄戦の映像の記録を鑑賞しました。映像に登場した本人の証言など、実写映像の背景にあるもの、撮影したアメリカ軍の側の思惑などが、たっぷりと語られました。
番組名で『ETV特集~よみがえる戦場の記憶 新発見600本の沖縄線フィルム』とあるように、全体で600本にも及ぶ、未公開の新たなフイルムが、アメリカ公文書館にあることが判明したようです。現代人の肥えた目で、冷静に沖縄戦の実態に迫れる可能性が、格段に増えたものと思われます。
特に、アメリカ側が検閲で破棄するところを、何らかの偶然か、真実を後世に残そうとする、一部報道班の誰かの「作為」によって、生き残った「残虐な場面」こそが、普遍的な意味をも含んだ、戦争の本質を現代の我々に提示しているものと思われました。
これを放送した、NHK沖縄放送局の勇気に敬意を表したいと思います。
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