作曲家ストラヴィンスキーのバレー曲『ペトルーシュカ』を、インターネットのYou-tube で、バレーの実演でダイジェスト的に鑑賞しました。
1970年代初期の高校生時代に、レナード・バーンスタイン指揮、ニューヨク・フルハーモニー管弦楽団の演奏をテープデッキに録音して、バーンスタイン自身の解説付きで、何回も鑑賞しましたが、それぞれの音楽の節目や楽器の独奏、二重の和音が、どのような場面で使われるのか、長年の謎解きが出来ました。
晴れ渡った冬のロシアの祭りの中の余興として魔術師的な人形師に笛をきっかけに、動き始める、ムーア、バレリーナ、そして哀愁をたたえた道化師の主人公『ペトルーシュカ』(ピョートル)の、ぎこちない動きと、直情的で衝動的でさえある行動にもたらす悲劇の展開が、グロテスクに描かれます。
それと対照的な、人間社会の猥雑さや計算高さ、等等が祭りの中での、人間の欲深さによる、結果的な意外な調和性が、観客に独特の効果をもたらすようです。
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