午前中に兵庫県明石市を視察しました。 明石駅北口の西に離れた、明石城の濠の南側に位置する『グリーンヒルホテル明石』から、視察団一同がタクシーに分乗し、東の『明石市立天文科学館』に赴きました。
視察は、明石市の議会事務局対応ではなく、直接『科学館』の対応となりました。 午前9時45分から正午過ぎまで現地に留まりました。
到着が多少早かったので、高塔の南正面の東経135度の『日本標準時子午線』の標識付近で、しばらく過ごしました。 この線から見る太陽は特別の意味があります。 すなわち、真南に太陽が進んで位置した時が正午です。
入館後に、案内され通された会議室で、天文科学館の館長と学芸員、職員の方々から、視察の要約書(アジエンダー)に沿って概要説明がありました。 説明は、料も参考とした内容にも及び、その後しばらく視察団の議員からの質問、部長からの質問に対して応答がありました。
私宮岡は、①施設敷地の確保の経緯と現状、②プラネタリウムの補修について、カール・ツアイス社との交渉の窓口、同社の対応姿勢、といた大枠の質問をしました。
答弁は、①寺の敷地の法面を借地し、現在も借地料を支払っている。 ②直接本社に交渉ている。 同社としては新製品を購入して欲しいようだが、補修の申し出には応ずる。 機種に対応できる技術者が高齢化で、難しくなっている。 でした。
午前10時半頃に高塔の14階に相当する展望室までエレベーターで上がって、360度の眺望を堪能しました。 明石市中心街や明石城はもとより、明石海峡大橋や海峡を隔てた淡路島が、手に取るように見えました。
4階までエレベーターで降りて、展示室を眺めました。 その後3階屋上の相当する屋外広場に出ました、ここでは模型の惑星と、太陽系での軌道の大きを日本地図で示した図面を比較して理解するようになっており、圧倒的な軌道の大きさと、地球などの惑星の小ささを実感しました。 今回の視察目的意外の内容の視察でも、最初にこの展望台から、明石市を俯瞰すべきだと思いました。
午前11時10分から12時までのプラネタリウムの一般投影は、今月の特集として「火星接近中!」を主題としていました。 地球の軌道の外側を2年数か月で楕円形に太陽の周りを公転する火星が、どのように地球に接近するのかが、良く理解出来ました。
国際交流協会の総会
午後7時02分入間市駅着のレッドアローで視察は終了しました。 本日は午後6時30分から、『平成28年度 入間市国際交流協会定期総会』が、入間市産業文化センターで開催されていました。 予め担当の自治文化課に、懇親会だけの出席を通知しておきました。
午後7時20分頃に会場に到着したところ、総会は議案の最後が議決する直前でした。 総会は議案議決後、その他として、①姉妹都市異文化体験訪問団派遣事業の派遣候補者紹介、②日本語教室の生徒による日本語スピーチ、がありました。
①は、姉妹都市のヴォルフラーツハウゼン市に8月に派遣される6名の自己紹介がありました。 全て女子で高校生1名大学生5名でした。 ドイツ語を専攻していると思われる学生がいないのは残念ですが、それぞれ目的がはっきりしていて、期待が持てました。
②は、入間市在住のモンゴル出身の女性が2人で、夫と子供の家庭を持っています。 来日直後の言葉の不自由な時期、5年前の震災時の心細さ、その後の今に至る経過など、生活実態のこもった内容でした。