時として、不自然な程、正面を避けて、搦め手から、特殊な角度から物事を論ずる人がいます。 こういった人の論点は、大抵かなり恣意的なものであり、一方的とも思われる限定的な要素を論述に含めておきながら、いかにもそれが多角的・多面的で、あたかも総てであるかのように取り繕います。
この手の論法に対抗するためには、先方の論点に、一度は乗ってみるものの、それを継続するように見せかけて、ごく素朴な疑問から始まる、単純な常識から演繹的に導き出される、ごく全も至極なの「真理」を、ふと提示するのが最良です。
根本的な所から論じて、根本的な矛盾を指摘する事により、詭弁を自然と論破できるものです。
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