28日未明に『彼岸花』を、同日晩に『秋日和』を鑑賞しました。 双方とも小津安二郎監督作品で、スタッフ一同も、キャスト一同も、ほぼ同様です。
前者は1958年制作、後者は1960年制作の松竹映画で、その間の大映映画の『浮草』が制作されていますが、多少異なった映画文化での作品の挿入は感じられません。
『彼岸花』は、娘の結婚を頑なに拒む父親(佐分利信)を説得し、『秋日和』では、母親思い出結婚を拒む娘(司葉子)を多少の誤解を与えて結婚に導く内容です。
関係者が試案の挙句、たわいのないトリックを用いるのですが、現代社会では考えにくい発想や手段方法で実施されます。
前者では、関西弁の山本福子が活躍し、後者では「いい面の皮」となって放浪される北竜二がぼけ役です。
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